タイトルだけ見ると、儲け主義の弁護士を目指すかのような印象を受け、
ちょっと引いてしまったが、読み始めてみると、
「地道にコツコツやって、信頼を積み重ねていくことで社会的にも人間的にも大きくなり、
結果として稼げる弁護士になる」
ということが繰り返し語られる。
ある意味で、きわめてまっとうで、当たり前すぎる本でもある。
けれども、とくに著者のように企業法務と税務訴訟を専門にする以上、
まず企業人として、社会人として一人前になることが先決だろう。
まさに他のビジネスと同じで、「儲け」は、あとからついてくるものだと思う。
弁護士を目指す人だけでなく、一般ビジネスマンが読んでも
「いい仕事」ができるヒントが盛り込まれている。
やや「超プラス思考」過ぎる著者で、
「そこまで言われても……」と思う点もないでもなかったが、
それなりに気づきの多い本である。