食中毒菌についての説明と対処の仕方が書かれています。有益な情報を与えてくれます。次のようなことが書かれています。
1 細菌が出す産生物質は他の菌が増えないようにする役割がある。だから何かの菌が増えていると他の菌は増えにくくなる。洗浄力の高いもので体を洗いすぎると、体の常在菌を殺してしまう。常在菌がいなくなると、他の菌が侵入しやすくなる。
2 黄色ブドウ球菌が食品の中で増えてある量になると、エントロキシン(エンテロトキシン)という毒素ができる。エントロキシンは沸騰してもなくならず、エントロキシンのある食物の味がおかしくなったり、においが悪くなることもない。
3 空腹時にヨーグルトを食べてもビフィズス菌と乳酸菌は胃酸で殺されてしまう。満腹の時は食べた食品で胃酸が薄まる。それで食後にヨーグルトを食べると多くのビフィズス菌と乳酸菌が生き残って胃を通過する。
4 大便の後、紙でおしりをふくと便は紙に残るが、細菌は小さいから紙の目は楽に通過し、手につくことになる。細菌が手につかないようにしようと思えば、普通のトイレットペーパーで36枚重ねる必要がある。
5 腐敗菌が増えている食品では、食中毒菌は増えることはできない。食中毒菌が増えている食品では、腐敗菌は増えることができない。つまり食中毒菌が増えていても、腐敗臭はしない。
6 腸炎ビブリオ菌は0.3〜3%の塩水を好み、真水では死んでしまう。濃い塩水でも死んでしまう。熱には非常に弱い。魚をさばいた後、手、まな板、包丁を真水でよく洗えば腸炎ビブリオ菌は死ぬ。
7 ボツリヌス菌は嫌気性菌だが、空気にあたっても死ぬことはなく、仮死状態となるだけである。熱では死なない。その毒素は猛毒である。
8 消毒薬も頻繁に使うと抗生物質と同じで耐性菌が出てくる。
9 菌は水分がなければ生きていけない。床が乾いておれば、空気中の菌が落ちても、菌は生きていけない。