1巻を読んだ時、ネタ的に面白いなと思って何気に読み始めた「こえでおしごと!」。
しかし段々職業ものとしての面白さが付いてくるようになり、
そしてこの3巻では恋愛ものとしても楽しめそうな部分、または今後に向けての複線と思われる箇所がいくつかあって
多角的に楽しめる作品になってきたと思う。
何よりも紺野あずれの絵は、可愛い。
とはいえ今回も非常にアナーキーな内容。18禁ゲームの制作を題材にしているだけあって、一向に手を緩めない過激な描写多数。
しかし元々の絵が可愛くてポップな絵柄なのでそこまで露骨ないやらしさがないのがミソかもしれない。
「どこまでやるんだよ!?」とドキドキするような恥ずかしいシーンも多数。
特に表紙にもなっている文花のエピソードはどれもすこぶる面白い。 割と今まではお姉さん的な立ち位置だったので、
そんな彼女が苦戦してたり演技指導を受けている様はなかなか新鮮、そしてこの業界の厳しさも垣間見れたような気がして良かった。
この手の漫画ではお約束のコミケ話もあるのだが、当然アマチュアとしての参加ではないので
そういった意味ではこれまでの作品との住み分けは一応出来ていると思う(ただ「R18!」という同系統の作品もありますが)。
あと個人的に意外だったのが冒頭の過去話がまともに良い話だったこと。こういう青春的な話もいけるんだなー、と。
どことなく通じ合ってる柑奈の姉と日置の二人の距離感が読んでいて心地良かった。
割と一つの成長物語としても読める本作、それぞれの恋愛方面の進展にも期待出来そうで、思ったより楽しませてくれそうな感じがした3巻目。
余談ですが巻末7ページのあとがき漫画の内容が何気に面白いです。