紺野あずれ「こえでおしごと!」6巻。
今回はネタ要素少なめで真っ当に面白いといえる内容になっています。
勿論今までもずっと面白かったし、笑わせてもらってきてたんですけど
この巻では今まで温めていた恋愛要素が良い具合に溶け出し、漫画の面白味に還元されてる印象で
いつもとは違うけど
でもこれはこれで凄く面白いな、って思える内容でした。以前の柑奈姉の過去話でも思ったけど
この方は真面目で正統派な展開を描いても全然イケちゃうようで、その意味では幅の広い作風とも言えます。
前半は柑奈の初々しい恋模様を描きつつ
後半は文花中心の声優業界の裏話も含めたやや真面目なエピソードが展開される。
けどそこに先輩への想いだとか、同期との争いを組み込む事によって
更にお話が豊かに、興味深いものになっていて
特に酒波さんとの関係性の変化はこれまでの過程からすると遂に来たか、って感じでようよう楽しかったです。が、
そのまま一直線に進まずワンクッション置くのも何気にキャラの心情を丁寧に描いているとも言える内容で
大胆だけど、描くべき過程はきっちり描く
そんなこの漫画の裏の良さがしっかりと出ているような話にもなっていて
これからの展開にも大いに期待したくなる顛末になってるのが流石。違和感のない流れというか。
文花の根本的な真面目さが良く出ていた良いエピソードだったと思います。
酒波さんも益々男を上げてて好印象です。
尚初回版の方に付いてるPCゲームは原作32話を海津くん視点で再現したものです。オマケ程度に考えるが吉。
新キャラの登場もあり、柑奈の甘い恋もあり、文花の頑張りもあり、声優業界の話もあったり、読み応え抜群の新刊でした。
この漫画、まだまだ面白くなりそう。なれそうです。