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冷静に考えて、多くの自治体病院の極めて異常なところは
経営の根幹に関わる事務方が役所の人事異動の対象に組み
込まれているところだと考えています。
具体的には、昨年まで県庁、市役所で役人として働いていた
方がいきなり病院の経営の舵取りを行うのです。
しかも、その担当者がわずか数年で頻繁に入れ替わるという
極めて非合理、非効率なシステムが当然のように行われて
いる自治体病院が多いのです。
一般の病院、もしくは企業においてこのような体制で収益
をあげることが可能でしょうか?
経営の専門家でもなく、その業種の専門家でもない人間が
数年で入れ替わり立ち代り経営の舵取りをする。。。
これで経営がうまく行くはずがありません。
加えて、医療の世界にはめまぐるしい制度改革が頻繁に起こる
ためにこれらに臨機応変に対応できるような専門家・専門部署
の存在が不可欠であると考えるのは当然であると考えます。
役所の呪縛を断ち切るための地方公営企業法の全部適用が
極めて大切であると著者の武先生も述べられています。
とかく病院の問題になると患者さまと接する白衣を着た方に
ばかりフォーカスが集まりがちですが、実は事務方にも
大きな原因があり、それにもメスを入れられたからこそ、
著者の関われれた病院は立派に再建されたのだと考えます。
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