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こういう了見
 
 

こういう了見 [単行本]

古今亭菊之丞
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

初高座の日。 あれだけ稽古した『子ほめ』が途中でわからなくなっちゃった。 噺をすっ飛ばして、なんとかオチだけは言って、 めろめろになって楽屋に帰った……。 お笑い好きの少年が噺家を志し、 しくじりと理不尽さに悩んだ前座時代、 ムダに金もってはじけた二ツ目、 そして異例のひとり真打昇進を果たして7年! 噺家街道一筋に歩む菊之丞、初の自叙伝。

内容(「BOOK」データベースより)

落語は、あたしが惚れ抜いたとんでもなくいい女。異例のひとり真打昇進を果たして7年!噺家街道一筋に歩む菊之丞、初の自叙伝。

登録情報

  • 単行本: 208ページ
  • 出版社: WAVE出版 (2010/10/30)
  • 言語 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4872905067
  • ISBN-13: 978-4872905069
  • 発売日: 2010/10/30
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 103,557位 (本のベストセラーを見る)
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 来年で入門から二十周年になる菊之丞は、若手真打のホープの一人。
本寸法な芸に粋と色気を添えた高座にファンも拡大中だが、その彼が
こんな本を書いたことに、まず驚いた。
「ここまで書くの!」といった内幕を含め、よくぞ書いてくれた、
と拍手を送りたい。
 ヤマ場の一つはNHK新人演芸大賞で優勝した翌年に、定席寄席の
席亭推薦ということでたった一人で真打に昇進し、その披露目の
パーティー(帝国ホテル!)や四十日連続の定席での披露興行における、
借金地獄を自ら暴露している部分。
 そして、その苦悩の時期にも、いろいろ心温まる話があったことが
紹介されており、これはあの世界にいなければ分からない話。
 最終の第五章も圧巻だ。志ん朝、右朝といった同じ古今亭の大先輩達
との思い出や、高座の後でズシンと響く小三治からの言葉なども圧巻。
 今まさに落語に惚れ、そして戦っている菊之丞の思いなども吐露
されており、この本を読むことで、彼の高座の楽しみが倍加することは
間違いない。
 『赤めだか』に決して負けない、噺家さんが書いたエッセイとしてお奨め。
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
かつてない、超画期的な落語家本。
よくある芸論ではない。落語業界読本とでもいうべき自伝。
菊之丞師匠は後書きで「どう捉えていただいても構わない」と。
なので僕は、かつてない暴露本と捉えた。

当代きっての巧者、菊之丞師匠にして、師匠にも兄弟子にもイビリ続けられた前座時代、
しくじりもした二つ目時代。真打昇進したことで信じられないほど飛んでいくカネ……。
あまりにリアルな今の落語界の真実と、登場する師匠連・兄弟子たちのすさまじい「芸人」っぷり。
フセ字もあるほどだ(笑)
ただ高座を見ていたのでは絶対に解らない、噺家の人間像が次々に明かされる。

かつ常人なら「思い出したくない、忘れたい」出来事も、菊之丞師は明確に語りおろしていく。
数々の信じられない出来事。理不尽な出来事。
それでも「落語に惚れぬいて」やってきた師匠の覚悟とは……? 

談春の「赤めだか」とは違った意味でリアルな、噺家修行の真実。
比べて読めば、談志教立川一門と、王道落語協会との違いも見えてくる。
類書なし。落語好き必読。知らなかった、まさに「楽屋裏」がありありと見える!
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
読みやすい自叙伝と感じた。
師匠との関係や、場面場面で出会うキーパーソンとの
エピソードは、その受け止め方や感謝の気持ちに
菊之丞さんの人柄がうかがえる。
一方で、真打昇進披露のくだりは
金銭的な内幕やトラブルシューティングも紹介されており、
寄席の事情をある程度ご存知の方には
生々しいためにいたたまれなくなるかもしれない。
とはいえタイトルを『こういう了見』としているように
辛いことや悪い思い出はさらりと流しているところが好印象だ。
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