オタクとしてはヌルいサークルとして描かれる現代視覚文化研究会。
「現代視覚文化研究会」の中でも、
いかにもなオタクであった斑目や田中や久我山が大学を卒業した事で、
残ったのは、笹原、高坂、大野、荻上、春日部、朽木達。
高坂君は別格として、他は普通のオタクと一般人。
(オタクにも濃いタイプや浅いタイプがある。
世の名に一番多いのは濃過ぎず浅過ぎずの普通タイプだと思う。)
この7巻は、
サークルに入ってオタクの覚悟を乗り越えて4年目の笹原君に対し、
まだオタクとしての覚悟を完全に踏み切ってない荻上さんという・・・、
オタクの入り口付近で初々しさが残ってる時期っていうのかな、そういう曖昧な時を描いてます。
そしてその曖昧な時を過ごす中でお互いに意識し始めている笹原君と荻上さん。
しかも、どっちも押しがなくて待ち気味。
自分の真の姿(オタクっぷり)を出したくない荻上さんと、それに合わせてあげるやさしい笹原君。
笹原君を意識し始めるけど「オタクと付き合うわけないじゃないですか」と突っぱねてしまう荻上さん。
荻上さんを意識し始めるけど押しが皆無の笹原君。
もうホントに・・・荻上さんはこの漫画にかかせなくなってきた。
オタクの初々しい時期を描くとこんなに面白くなるとは。
げんしけんって、オタク漫画だけど、
(オタクにありがちなマニアック度自慢ばっかりのストーリーじゃなくて、)
マニアックさを描くだけでなく、ちゃんと人を描いてますね。
この部分の描き方が上手いからついつい読んでしまいます。