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54 人中、50人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
侮れねーぜ 「げんしけん」!,
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レビュー対象商品: げんしけん(1) (アフタヌーンKC (1144)) (コミック)
本作は、某大学のオタク系サークルを舞台に、リアルなオタクライフを描き出すコメディ漫画。「オタクの必須教養」と言ったら差し支えあるだろうが、 「オタク文化の案内役」も担っている作品。結論から言うと、とても面白かった。 本作は「一少年が『オタク』を目指す成長物語」の皮をかぶった、「良質な 「げんしけん」が面白いのは、第一にシチュエーション・コメディとして良く しかし、気になるのは木尾士目という作者の視点だ。どう考えてもこの人自身が 今のところ「げんしけん」は間違っても「一般ウケ」している作品ではないと思う。
116 人中、105人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
オタクをめぐる愛憎,
By Porlock (埼玉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: げんしけん(1) (アフタヌーンKC (1144)) (コミック)
この漫画は、オタクをめぐる人々を描いているが、決して「オタクがオタクへ向けて」描いたものではない。舞台は「現代視覚文化研究会(略称げんしけん)」というオタク系大学サークルであり、会員たちのオタク的日常が淡々と描かれる。格ゲー・エロゲー・アニメ・コミックに関する彼らの熱い議論や、同人誌事情などがさも当たり前のように展開される。作中作として登場する漫画も、すぐさまモデルが思い浮かぶような「少年誌にひとつはあるようなラブコメ」だ。しばしば典型的に描かれる「オタク像」以上に、さらに一歩踏み込んだリアルなオタクの「生態」が徹底的に描かれる。この漫画を、実際にオタクである人が読めば、ある種「内輪ネタ」的な、「あるあるー」「元ネタはあれだよねー」といった楽しみ方ができる。しかし、あくまでそれ以上のものではない。むしろその真価は、非オタク、あるいは少しオタクを知っている読者が接した時にこそ、発揮される。自分とは異なる日常を、当然のこととして生きる者の「生態」の観察として。 そうした読者の視点の違いは、登場人物の群像を見ると、よく理解できる。すでに〈オタクである者〉、これから〈オタクになろうとする者〉、外見は美男子なのに〈誰よりもオタクである者〉、彼に惚れてしまった〈誰よりも非オタクである者〉。全ては、オタクと非オタクの「境界」をめぐっての愛憎である。読者は登場人物の誰かに自分の立場を見出して、「オタク」を観察することになる。理解できるにしても、できないにしても。 しかし思うに、この「境界」に最も複雑な思いを抱いてるのは、誰でもなく作者自身だろう。一方ではオタクの世界を詳細に描きながら、一般人の視点やオタクへの嫌悪もちゃんと知っている(これ以前の作風は、全く非オタク的だった)。作者こそ、まさに「境界」の真上を漂い続けているように思われる。
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
学生時代が懐かしくなる一冊,
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レビュー対象商品: げんしけん(1) (アフタヌーンKC (1144)) (コミック)
本書はもちろん、「オタクの生態を楽しむ」 という趣旨なはずだ。 だが、なんだか自分の学生時代のことを思い出してしまい、懐かしさに胸が熱くなるような作品でもある。 そうそう、部室でのダベり方とか、あんな感じの人間関係とか、あったなぁ・・・と。 あ、別にオタ系のサークルではなかったのですが。 そのあたりの描き方が非常にうまい、と思う。 ちゃんと「青春モノ」としても成り立っている。 元ネタがわからなくても十分な内容になっているので、食わず嫌いをせずにぜひ読んで欲しい一冊。 でもやっぱり、オタ系のネタは秀逸。
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