ひろさちやさんの「けちのすすめ」はいわゆる「ドけち」になることの勧めではなく、「少欲知足」のすすめです。
日本人は経済の高度成長期以降、物質的な豊かさを得るのと引き換えに精神的な豊かさを犠牲にしてきた、という指摘があります。
「少欲知足」の実践こそ、いま人類の抱える様々な問題〜経済格差、資源枯渇、食糧不足、環境破壊などを解決の方向へと導く仏の知恵ではないでしょうか。
同じエピソードと提言の繰り返しは相変わらずで、著者のファンの私も少し食傷気味ですが、「いま」の時代を生きるための参考書として、「迷い」「惑い」のある人に慰安を与える本です。