(2008/07/06 改訂)
・「国語の読解力は、どうやって身につけるのか?」---その疑問に対する現実的かつ具体的な答えが本書の中にあります。内容は、非常にオーソドックス。小説好きな読書量の多い"出来る子"が無意識のうちに行っている「感情移入」ではなく、いわば「客観的に読む視点を身につける」という読み方です。だからこそ、物語文だけでなく、論説等の読解にも大きな効果があります。
・論説文、小説、随想(更に詩歌についても)それぞれについて、内容を正確に読み取るための具体的な手順が詳しく示されています。実際の文章に様々な注釈が施され、これを見本として「なるほど、こういう風に読み取っていくのか・・・」と理解できるようになっています。次に、その手順を実際に試す演習問題が掲載されています。ただし、本書掲載の問題だけでは演習量が不足します。更に同レベルの読解問題集で演習を積むとよいでしょう。
・高校受験に向け、特に「国語の読解力」を付けるために相応しい内容です。また、現代文に苦手意識のある高校生も、高校用の参考書をはじめる前に本書の学習をお勧めします。