出版社/著者からの内容紹介
〈ネビュラ賞受賞〉製薬会社に勤め、幸せな日々を送っていた自閉症のルウは、画期的な治療法があると知らされるが......人間のほんとうの幸せとは何かを描く、21世紀版『アルジャーノンに花束を』。
内容(「BOOK」データベースより)
近未来、医学の進歩によって自閉症は幼児のうちに治療すればなおるようになっていた。35歳のルウ・アレンデイルは、治療法が確立される前に大人になってしまった最後の世代の自閉症者だ。それでも、ルウの生活は順調だった。触感やにおいや光に敏感すぎたり、ひとの表情が読みとれなかったり、苦労は絶えなかったけれど、自閉症者のグループを雇っている製薬会社に勤め、趣味のフェンシングを楽しんでいた。だが、新任の上司クレンショウが、新しい自閉症治療の実験台になれと自閉症の社員たちに言ってきた。ルウは、治療が成功してふつうになったら、いまの自分が自分ではなくなってしまうのではないかと悩む。ルウの決断のときは迫っていた…光がどんなに速く進んでもその先にはかならず闇がある。だから、暗闇のほうが光よりも速く進むはず。そう信じているルウの運命は?自閉症者ルウの視点から見た世界の光と闇を鮮やかに描き、21世紀版『アルジャーノンに花束を』と評され、2004年ネビュラ賞を受賞した感動の長篇。
内容(「MARC」データベースより)
製薬会社に勤め、幸せな日々を送っていた自閉症のルウは、画期的な治療法があると知らされる。治療が成功したら、いまの自分ではなくなってしまうのではないかと悩み…。2004年ネビュラ賞受賞作。
レビュー
単行本解説より
主人公ルウの視点の不思議なほどの繊細さに、
私はページを繰るのももどかしいほどに
のめりこんでしまっていた。
――梶尾真治氏(『OKAGE』『黄泉がえり』著者) --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。
主人公ルウの視点の不思議なほどの繊細さに、
私はページを繰るのももどかしいほどに
のめりこんでしまっていた。
――梶尾真治氏(『OKAGE』『黄泉がえり』著者) --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。
レビュー
ワシントン・ポスト紙
本書が、知的障害をもつ青年が手術で天才になっていくダニエル・キイスの名作『アルジャーノンに花束を』と比べられるのは避けようがない。だが、本書はそれ以上にすばらしい作品といえるだろう……主人公ルウは、他の小説では見られない、繊細かつ微妙な陰翳のある印象的な人物だ。
――ワシントン・ポスト紙(エリザベス・ハンド評) --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。
本書が、知的障害をもつ青年が手術で天才になっていくダニエル・キイスの名作『アルジャーノンに花束を』と比べられるのは避けようがない。だが、本書はそれ以上にすばらしい作品といえるだろう……主人公ルウは、他の小説では見られない、繊細かつ微妙な陰翳のある印象的な人物だ。
――ワシントン・ポスト紙(エリザベス・ハンド評) --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。
レビュー
カーカス・レビュー誌
完成された筆致であり、知的で、とても心動かされる。読者は自閉症者の見る世界にみちびかれ、その誠実さをしっかりと伝えられる。
――カーカス・レビュー誌 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。
完成された筆致であり、知的で、とても心動かされる。読者は自閉症者の見る世界にみちびかれ、その誠実さをしっかりと伝えられる。
――カーカス・レビュー誌 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ムーン,エリザベス
1945年、テキサス州生まれ。ライス大学で歴史を学び、海兵隊で三年間コンピュータ関係の仕事に従事する。退役後、テキサス大学で生物学を学んだ。その後、結婚した医者の夫を手伝って看護師をつとめたこともある。現在はテキサス州のフロレンスで牧場を営みながら執筆活動を続けている。1986年、短篇SFをアナログ誌に発表してデビューした。「セラノの遺産」シリーズなど、20冊以上の著作を発表している。1996年の長篇Remnant Populationでヒューゴー賞の候補となった。著者の息子が自閉症で、その経験がきっかけとなって執筆をはじめ、2003年に発表した『くらやみの速さはどのくらい』は、21世紀版『アルジャーノンに花束を』と評され、ネビュラ賞を受賞した
小尾 芙佐
津田塾大学英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1945年、テキサス州生まれ。ライス大学で歴史を学び、海兵隊で三年間コンピュータ関係の仕事に従事する。退役後、テキサス大学で生物学を学んだ。その後、結婚した医者の夫を手伝って看護師をつとめたこともある。現在はテキサス州のフロレンスで牧場を営みながら執筆活動を続けている。1986年、短篇SFをアナログ誌に発表してデビューした。「セラノの遺産」シリーズなど、20冊以上の著作を発表している。1996年の長篇Remnant Populationでヒューゴー賞の候補となった。著者の息子が自閉症で、その経験がきっかけとなって執筆をはじめ、2003年に発表した『くらやみの速さはどのくらい』は、21世紀版『アルジャーノンに花束を』と評され、ネビュラ賞を受賞した
小尾 芙佐
津田塾大学英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)