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くもはち―偽八雲妖怪記 (角川文庫)
 
 

くもはち―偽八雲妖怪記 (角川文庫) [文庫]

大塚 英志
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

明治に怪事件を追う。妖怪ミステリー!
夏目漱石や柳田國男ら明治の文士の元に舞い込んだ怪事件。義眼の三文怪談作家のくもはちと、のっぺらぼうむじなコンビが騒動の末に明らかにする真実は……?

内容(「BOOK」データベースより)

三文怪談作家の「くもはち」と、のっぺら坊の挿絵画家「むじな」。二人が出会ったのは小泉八雲の怪談の舞台である紀伊國坂だった。その日行われる八雲=ラフカディオ・ハーンの葬儀を取材して怪談に仕立てるのだ。葬列にもぐりこんだ二人は、ハーンの雇った探偵に見張られていると悩む帝大教師、夏目金之助に出会う。その監視者の意外な正体とは―。(「怪談と十五銭」)くもはち、むじなの怪談コンビが明治を疾り、謎を明かす。妖怪ミステリーの傑作短篇集。

登録情報

  • 文庫: 254ページ
  • 出版社: 角川書店 (2005/12)
  • ISBN-10: 4044191204
  • ISBN-13: 978-4044191207
  • 発売日: 2005/12
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 汲平 VINE™ メンバー
形式:文庫
正体不明の怪談作家とのっぺらぼうの挿絵作家が、様々な怪異に出会う物語4編が収められた作品集。
登場人物の誰もがのっぺらぼうの挿絵家を不思議に思わないというのが、妙におかしい。口がないから食べようにも食べられないのだと嘆く(つまり喋ることはできるのだ)のもユーモラス。
登場人物は、小泉八雲、夏目漱石、柳田國男、田山花袋、コナン・ドイルと洋の東西取り混ぜた豪華メンバー。
妖怪は出てくるけど怪談ではなく、妖精は現れるけれど童話でもなく、殺人事件があっても推理小説でもホラーでもない。現世と幻世とを融通無碍に行き交う不思議な物語。最後にはどちらがどちらなのかその区別さえも曖昧になる。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mk219
形式:文庫
筆者自身のあとがきによると「北神伝綺」「木島日記」に次ぐ3部作の最後の作品が本書だそうです。

先の2作品に比べると非常にライトタッチの作品となっています。

のっぺらぼうとなってしまった「むじな」と怪談作家「くもはち」が狂言回しとなって「漱石」「田山花袋」「柳田國男」「ドイル」を取り巻く不可思議な事件を解決していく内容。

虚実織り交ぜ展開する各話は一種、パロディとも思える作品群となっています。

全話とも怪談をテーマに進行する事もあってか「京極夏彦」氏の作品と重なる部分が非常に多く見受けられた点が気になったが、「京極」氏を未読の読者にとっては新鮮に感じられる作品となることかと思います。

続編要望。
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By Lucca9
形式:文庫
ラフカディオ・ハーンの葬儀の場で出会う、のっぺらぼうのむじなと、正体不明のくもはち。二人の役回りは大塚作品を読んでいる人ならなじみの深いものである。もしかしたら、京極夏彦の京極堂シリーズの読者にもすっと入りやすいものかもしれない。
個人的な好みとしては木島日記などのほうが面白いと思ったのだが、くもはちの正体には思わずうなってしまった。そこは間違いなく面白かった。
あの時代の複雑な著名人の交友関係をうまく利用しているなと思った。
国語便覧などを読んでから読むとより面白く感じるかもしれない。
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