企業は一部の学生しか採用ターゲットにしていない、そして学生も一部の企業しか受けようとしない。両者には求める能力、期待することとの決定的な違いがある。また、本来企業と学生を結びつける筈の就職ナビは両者の溝を深くしている。男女間格差、地域間格差、学歴格差という個別の断層もあり、仕事はあるものの、学生/企業は出会えない就活断層が起こっていると。
それぞれの章立ては分りやすく、読み易い。就活の全体感、取り組み方を把握するには、新書というコンパクトなサイスで、最適な一冊かも知れない。但し、就活問題の核心を突き、解決策を提言している
就活革命(生活人新書322)ほどには掘下げが無く、断層の表層的な断面の考察になっている様にも思える。
就活に於ける面接の企業からの最後の質問では「何か我々に質問はありませんか?」になると思う。企業の意識を変える為に、是非以下の様な質問を学生からしてはとの著者のアドバイス。本質的で答え辛い内容、考えさせられるものと感じた。実践で応用できるものと思う。
*御社における「優秀な人材」とはどんな人ですか?年次、役職、職種でどう違いますか?
*御社の歴史上のターニングポイントを教えて下さい。
*未来企業の条件とは何だと思いますか?
*御社の競争優位の源泉は何だと思いますか?