内容紹介
大損から一念発起!
15カ月で3万3000ドルを700万ドルにした驚異のホームトレーダー!
1998年、マイケル・パーネスは順調だったスポーツ記念品の販売ビジネスという安定した生活を捨て、劇作家兼映画脚本家として世に出るべく執筆に専念しようとしていた。そんな矢先、ある株式ブローカーのアドバイスに従って虎の子の15万ドルを投資する。だがその株は1998年10月の暴落相場で80%下げ、値を戻すことはなかった。収入もそれ以上の蓄えもほとんどなかったため、やむなく小さな安アパートへ引っ越すことになった。何もかも失ったが、その出来事について考える時間だけはあった。やがて、そのお金を何とか取り戻したいと思うようになる。1999年1月、オンライン取引口座を開設し、復讐を実行に移すための行動を開始した。そして、15カ月間で3万3000ドルを700万ドルに増やし、オンライン・トレーディングのウエブサイト(TrendFund.com/)を立ち上げたのだ。同サイトは、たくさんのトレーダーたちが彼と一緒に“くそったれマーケットをやっつける”場所だ。マイケル・パーネスの半生を映画化すべく、某ハリウッドの有力プロデューサーが買い取り選択権を得ている。マイケル・パーネスは『くそったれマーケットをやっつけろ』において、チャート類と演習問題を駆使しながら、オンラインのホームトレーダーと投資家に向けて以下の各方法を説いている。
■儲けを最大にし、リスクを限定する、信頼性の高いトレーディング・テクニックを実践する方法
■マーケットにおける成功を阻む「7つの大罪と恐怖心」を避ける方法
■マーケットがどうなっても投資資金を守る方法
■市場心理がマーケットの日々の動きや循環的な動きにどのように影響するのかを理解する方法
■サイバースペースにおけるトレーディングの落とし穴を避ける方法
■大きな損失から学び、立ち直る方法
■変化に対して過剰に反応したり硬直してしまうのではなく、先を見越して戦略を練る方法
■最後に、ホームトレーダーとして充実した、満足のいく人生を送る方法
生き生きとした語り口でトレーディングと投資に対する斬新なアプローチを明らかにする本書は、オンライン・ホームトレーダーにとっても投資家にとっても必読の指南書である。
内容(「BOOK」データベースより)
内容(「MARC」データベースより)
著者からのコメント
著者マイケル・パーネス(通称ワックシー)は、対象読者を主に初心者のトレーダーと投資家においているが、著者自身はあくまでトレーダーであって、断じて投資家ではないし、投資家になることは「最も恐ろしい運命だ」とまで書いている。
長期投資と短期トレードの優劣はさておき、投資が基本的に企業の長期的な成長を共有することによって利益を得ることであり、トレードが短期的な値動きを利用して儲けることだとすれば、手数料・保証金の低下やブロードバンドの普及と相まって、良くも悪くも、時代の振り子が短期トレードに振り始めていることは確かだろう。
不正会計、不正表示などの一連の企業不正による破綻。出口の見えない景気の低迷悪化。企業の情報に信頼感が持てず、政府の経済政策に期待感が持てず、景気の先行きが不透明なら、長期投資から振り子が遠ざかるのも無理からぬことだろう。
一方、著者も書いているが、短期トレードはといえば、太平洋の反対側でも白い目で見られがちなようで、株もじっくり保有するならともかく、短期売買や信用取引はいかがなものかという世間一般の風潮は、こちら側とさほど変わらぬようだ。
そんな右肩上がりの時代の発想から転換できないでいる方、短期トレードや空売りに対する抵抗感を払拭したい方、あるいはマンネリから脱却するためのインスピレーションを得たい方にとっても、映画化が検討されている著者の半生におけるエピソードを交えながら語られる本書は、絶好の“読むサプリメント”になるに違いない。
著者は、Level II情報でマーケットメーカーの動きをにらみながら、ダイレクト・アクセス・ブローカー経由でマーケットに直接参加するというトレーディング環境を舞台に、映画の脚本家でもある著者ならではのタッチでマーケットのくそったれプレーヤーたちの正体や思惑を生き生きと描き出し、興味をそそるさまざまな「プレー」をひもときながら、短期トレードを楽しみながら成功させる秘訣を分かりやすく伝授してくれている。
「カチンゴー!」という、著者が本書で連発している、そしてCNBC出演のおりにも発していたので、おそらくは日常的に連発している言葉について説明しておきたい。
この言葉は、巻末の「用語の解説」にもあるとおり、「いいトレードでごっそり儲けること」の意味で使われている。むろん「ガチンコ!」とはいっさい関係ない。
ちなみに「ka-chingo!」の語源は、カシャーンというレジの音で一般に「大金」というような意味で使われている「kaching」と、大当たり!を意味する「bingo!」の合成語だと推察されるが、著者のオリジナルに近い言葉なのかもしれない。
最後に、本書の翻訳出版に陰に陽にかかわってくださったすべての方々に感謝申し上げます。
著者について
マイケル・パーネス(Michael Parness)
投資ウエブサイト TrendFund.com のオーナー。ウォール・ストリート・ジャーナル紙、フォーブス誌、マネー誌、ニューヨーク・ポスト紙などが彼のことを取り上げたほか、ブルームバーグ・ラジオによるインタビューを受けたり、CNNの『ニュースショー』、フォックス・ニュースの『ブル・アンド・ベア』やその他のテレビ番組にもよく出演している。ニューヨーク市在住。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
投資ウエブサイトTrendFund.com のオーナー。ニューヨーク市在住
古河 みつる
慶応義塾大学卒、南カリフォルニア大学MBA。日本IBM、Chase Econometrics/IDCなどを経て、翻訳などに従事。(有)フルクサス代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
抜粋
僕は何が株価を動かしているのかを学ぶことに熱中した。自分で銘柄を選んでトレードすることを始めた。マーケットを動かす集団心理について熱心に考えた。そして徐々に、何度も何度も繰り返される強力なマーケットトレンドを、人々の心理がどのように動かしているかを学んでいった。儲けたり、過ちを犯したり、その過ちから学んだりしながら、このゲームにどんどん熟達していった。そうなんだ。本当だ。株式市場は“ゲーム”なのだ。
1年余りフルタイムでトレーディングに専念していたら、僕のささやかな口座は数百万ドルにまで成長していた。リターン(収益率)にしたら、とんでもないパーセンテージになる。それからインターネット・バブルがはじけ、マーケットが新しい方向を模索しているときでも、僕はコンスタントにお金を儲け続けた。
どでかいカチンゴー(儲け)だ。
そんなことがなぜ可能だったのか? どんな秘訣があるのか? 相場が下落したときでも儲け分が簡単に餌食にならないように守りながら、掃除機みたいに利益を吸い上げ続けるという株式市場での成功は、どうすれば実現できるのか? トレーディングに“聖杯”はない。マーケットにおける成功を瞬時にかつ永遠に実現するための唯一の秘訣や“システム”は存在しない。とはいえ、トレーディングにおける成功と失敗を大きく分ける単純な原則はいくつか存在する。それら原則に従い、オープンなマインドを保ち、経験から学ぶことができれば、マーケットにおけるチャンスを最大限に生かすことに役立つ、キメ細かい判断力を備えた、もっと知的で、有能で、堅実なトレーダーになれるだろう。あなたのゴールは、マーケットを自分のために働かせることを阻む悪い習慣から抜け出すことだ。本書を開いたことで、あなたはトレーディング能力と経済力をともに向上させる、大きな第一歩を踏み出そうとしているのだ。