素敵な絵本です。
母が、私の息子(1才半)にとプレゼントしてくれました。息子も気に入っているようですが、むしろ私のほうがはまってしまいました。
おっとりと、のんびりと、ぼんやりと、くさをはんだり、ほかのことをしている、つまり、たいして何もしていないシマウマが描かれています。生きていることの満ち足りた幸福感が、すべてのページに穏やかにあふれています。
舞台は、一見アフリカのサバンナ(?)のようですが、黄色いちょうちょが飛んでいたり、アリやカメも出てくるので、日本の原っぱのようにも見え、不思議な雰囲気です。太陽や空の色も変わった色使いで綺麗です。シマウマの表情や毛並み、植物、シマウマ以外の動物をじっくり眺めると、面白くて味わい深いです。
途中、シマウマの親子が出てきます。ちょっとユーモラスな子どもシマウマ。くさごっこをしている子どものシマウマの顔を、母さんシマウマがはんであげる場面が一番好きです。背表紙で、親子が寄り添っているのもかわいいです。
特にストーリーがある、という感じではないので、どんな年齢の子どもも、もちろん大人も楽しめる1冊だと思います。絵本が好きで、ちょっと毎日に疲れている方にもおすすめです。