出版社 / 著者からの内容紹介
▼第1話/六十六号室▼第2話/袋小路▼第3話/前駆症状▼第4話/陥没▼第5話/ゴルゴダの丘●登場人物/小山内桐人(M大医学部付属病院医師・モンモウ病の研究を行っていたが、師である竜ケ浦の企みにより、自らモンモウ病にかかってしまい、世界各地をさまよう運命となる)、竜ケ浦(M大医学部付属病院第一内科医長・医師会の会長を目指し、モンモウ病を利用して業績を上げようと画策する)、占部(M大医学部付属病院医師・桐人とは古くからの仲だが、桐人・いずみと竜ケ浦の板挟みになって苦悩する)、いずみ(桐人の婚約者)●あらすじ/人間がだんだんと、犬か狸のような姿へと変わり果ててしまう不治の病「モンモウ病」。M大医学部付属病院では、内科医長の竜ケ浦を中心にモンモウ病の研究が行なわれている。しかしその内部では、モンモウ病についての意見が対立しており、伝染病説を説く竜ケ浦は、風土病説を唱える桐人を疎ましく思っていた。そこで竜ケ浦は、どす黒い企みを胸に、モンモウ病の論文をまとめ終わった桐人に、その患者が多数発生している犬神沢村へ発つよう勧める(第1話)。▼桐人がやってきた犬神沢村は、深い雪に閉ざされた片田舎であり、住民もまた閉鎖的である。彼は着いた翌日から早速調査を始め、町外れの「あかずの小屋」でモンモウ病患者を発見する。その患者は、なんと前日に村から彼へあてがわれた「たづ」という娘の父親だった。彼の診察を済ませ、桐人はふもとの町に薬を買いに出るが、その途中で1人の男に襲われる。桐人の一挙一動は、住民たちによって全て監視されており、彼を陥れようとする計画が影で進行していたのだ!(第2話)。●本巻の特徴/第1巻では、犬神沢村でモンモウ病に冒されてしまった桐人の放浪の物語と竜ケ浦の医師会会長を目指す企み、そして桐人を失ったいずみに強引に迫る占部の姿が描かれる。●その他の登場キャラクター/たづ(犬神沢村の娘。桐人が村にいる間、彼の妻となる:第2、3、4話)、万大人(台湾の大富豪。自分の屋敷で、異常な残酷ショーを日夜繰り広げさせている:第4、5話)、ヘレン・フリーズ(修道女で、モンモウ病患者。占部にともなって来日する:第5、7話)、麗花(「人間テンプラ」を得意とする奇術師。万大人のもとで桐人と出会う:第6話)
出版社からのコメント
人間が犬の姿へと変わってしまう奇病「モンモウ病」。この病気にかかわるさまざまな登場人物の行動を通じて、手塚治虫は読者に「人間の尊厳とは何か?」という問いを投げかけている。巻末に解剖学の権威・養老孟司のエッセイを収録。
著者について
手塚 治虫
1928年、大阪府豊中市に生まれ、兵庫県宝塚市で育つ。大阪大学付属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。1946年、「マアチャンの日記帳」で漫画家デビュー。1962年には『ある街角の物語』でアニメーション作家としてもデビューする。おもな作品に、漫画では 『ジャングル大帝』『鉄腕アトム』その他多数、アニメーションでは『展覧会の絵』『ジャンピング』その他多数あり、全400巻の『手塚治虫漫画全集』(講談社)も刊行された。宝塚市には手塚治虫記念館がある。1989年に死去。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。
1928年、大阪府豊中市に生まれ、兵庫県宝塚市で育つ。大阪大学付属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。1946年、「マアチャンの日記帳」で漫画家デビュー。1962年には『ある街角の物語』でアニメーション作家としてもデビューする。おもな作品に、漫画では 『ジャングル大帝』『鉄腕アトム』その他多数、アニメーションでは『展覧会の絵』『ジャンピング』その他多数あり、全400巻の『手塚治虫漫画全集』(講談社)も刊行された。宝塚市には手塚治虫記念館がある。1989年に死去。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。