時代小説というものに全く興味はなかったけれど、ふとしたきっかけで、試しに読んでみたのがこの一冊。
十返舎一九や葛飾北斎など、歴史に疎い私でも、きいたことがある人物がでてくるので、とっつき易く、架空の物語でも、ここらへんは多少事実でもあるのかなと想像したりしながら、あっという間に読み終えました。
内容は、玉の輿を夢見ている十返舎一九の娘“舞”が、父や、変わり者の葛飾北斎の娘や、ずうずうしい父の弟子たちの騒動のおかげで、うまくいきそうな縁談も思うように事が運ばないという、まさに“きりきり舞い”状態の主人公の話です。
わりとありきたりな筋書きなのに、なかなか面白く、親しみやすい本だったので、多少、苦手意識をもっていた時代小説を、今後も読んでみようかなという気にさせてくれました。