理解できているかどうかによって評価が分かれているみたいです。
「手作り」「沖縄」…という風に今までのアルバムとは違って明確なテーマが存在し、
「クズ歌(=鼻歌)を集めた」というコンセプトの下に作られているので、
聴く前からこれは別物、という心構えが出来るためか
前作のときのように「休止前の作品と同一視してしまう」人が少ないように思えます。
逆にブーゲンビリアを求め続けたファンを完璧に置き去った作品でもあります。
それを受けて「ついて行く」「諦める」「見限る」といった選択はいくつもありますが
彼女の変化に総じてファンが適応する必要はないですし、
歌い手と聴き手がお互いに自由になるためにも、そういう瞬間は必要だと思います。
ザンサイアンで宙ぶらりんにされた人たちにとってはいいきっかけになるかと。
内容はとても軽やかでポップなものですが、
今後の彼女の活動において休止前と復帰後に確かな境界線を引き、
それをリスナーに示した、キー的な作品だと思います。
そういう意味も含めて星5つ付けました。
初Coccoの方は、次に手にするのはベストかもしれませんが、
出来ればオリジナルアルバムを順を追って聴かれることをお勧めします。
ブーゲンビリアから入って、もう一度きらきらに戻ってきたとき、
長いトンネルを出たあとの光のような、そんな眩しさをこのアルバムに感じると思います。