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きょうも鱒釣り
  

きょうも鱒釣り (単行本)

by 芦沢 一洋 (著)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

イエローストーンの源流帯、バハマの海、中国の桃源郷…。フライロッドを道連れに、人生を川とともに歩み続ける著者が綴った旅の喜び、釣りの真実。


内容(「MARC」データベースより)

イエローストーンの源流帯、バハマの海、中国の桃源郷…。フライロッドを道連れに、人生を川とともに歩み続ける著者が綴った旅の喜び、釣りの真実。

Product Details

  • 単行本: 220 pages
  • Publisher: 宝島社 (1995/07)
  • ISBN-10: 4796609741
  • ISBN-13: 978-4796609746
  • Release Date: 1995/07
  • Average Customer Review: 5.0 out of 5 stars  See all reviews (1 customer review)
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5.0 out of 5 stars フライフィッシャーの原体験 釣りそれは人生, 2009/11/5
By dream4ever (鎌倉) - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
きょうも鱒釣り 芦澤一洋 宝島社 1995

1983−1995にかけて種々な媒体に発表された芦澤さんの釣りに関する作品。
これが出版された頃、あるいはその数年前からすでにお体をこわされていたのだろか、体調の不良を何気に書かれている箇所もある。
さて、芦澤さんはフライフィッシャーとして有名であるが、単なる釣り師と言うにはあまりに奥行きの広いナチュラリストでもあるし文学者でもある。
フライフィッシングの喜びには4つに大別できるという。
1.狩りをする喜び 2.フライタイイング 3.フライキャスティング 4.旅の喜び
そして、はじめに、で書く。
鱒を求めて川を歩くフライフィッシングは決して逃避ではない。4つの喜びがある限り、求める人生の真実がそこにはある、と。
本書はイエローストーンなどの海外の釣りを本当に楽しそうに書かれている、その背後には1960年代からアメリカではじまるエコロジー思想に基づく自然保護やキャチアンドリリースの考えがいち早くアメリカで導入されたからであろう。そして釣りだけを考えて滞在できるような地域があることだろう。
故郷の川を失った悲しみを書く。20年ほどまえ、突然姿を消してしまいました。金色の粒の混じる白砂の浜にねむの花が咲く美しい川が単なる水路に変わってしまったのです。その時からです。川をもとめて旅を始めたのは。。。。と。
そして故郷鰍沢、小島烏水が書いた鰍沢、北斎も広重も、エドワード・ウエストンもこの町から船に乗ったと書き、川風の感触と川の匂いに全身が包まれてしまうと。
そして10歳の時の大ヤマコ(ウグイ)を1人で釣りあげた時に道端で作業しておばさんに嬉しくて釣った魚を見せた。「おうおう、このぼこは。。。。つっとうけ。えらいじゃん。よくつっとうじゃん」とおばさんの声を後ろに聞きながら自宅に急いだ。これも芦澤さんの釣りの原体験のひとつのだろう。甲斐人のボクは思わずなぜか涙ぐんでしまいます。

未だに日本の河川はコンクリートや魚道すらない砂防堰堤という名のダム、さらには利水という名目の巨大ダムに蝕まれている。芦澤さんが戻って来られる川を僕らは取り戻せるのだろうか。
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