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とても‘お祖母さん’のような達人になることはできないけれど、かつてそうした知恵を持っていた日本女性がいたことを誇りにも思えました。
幸田文の、無駄を省いた正確な文章は、大正期のノスタルジーというよりむしろ現代にも通じる命題を投げかけるものだ。るつ子のこれまでの生き方を覆すように起きる関東大震災、そして結婚。未完なのでこれで終わってしまうのが残念だが、すっきりとした読みごたえのある名作だと思う。
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