私の前の方のレビューを読んでじーんとしてしまいました。家族、愛する人を失った悲しみというものは、本当に何年たっても消えないもので・・親、子供・・・つらいですね。いろいろなところを旅して、何かを見つけられたら・・・でも、わかっていても、風景がかわっても、うめらない喪失感。それでも、立ち直ろうとする人間の生。40代で死んでいく運命の母親とその娘。別れた夫。最後のフィナーレは、やはり止まってしまいます。重いというよりも、これが人生のどこかの真実なのかなあと感じました。重松さんの小説を読んでいると、小説というよりは、目の前の人生をみているようで、不思議な錯覚と「自分もいつか、死ぬのだなあ。」と当たり前のことをあらためて、思い出します。