内容紹介
ずっとずっと待ってるよ。
形見のぬいぐるみとともに
帰らぬ主を探し、待ちつづける介助犬ロッキー。
「涙があふれてとまりませんでした!」「感動しました」
テレビの人気動物バラエティ番組で話題沸騰!
人と動物の奇跡の絆に反響続々。
動物と話せるアニマルコミュニケーターによって明らかとなった
介助犬ロッキーと飼い主滋弘くんの深い絆。
今なお飼い主を待ちつづける
ロッキーの知られざる想いをついに書籍化!
筋ジストロフィーで2005年に亡くなった信田滋弘(のぶたしげひろ)くんを
待ちつづける介助犬ロッキー。
介助犬の周知・普及をライフワークとして活動するフォトジャーナリスト
藤原嗣治氏が、滋弘くん存命時から綿密な取材を重ね、
ロッキーと滋弘くんの深い絆とその秘話をロッキーの視点で書き下ろした書籍です。
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幼いころに、筋ジストロフィーを発症した信田滋弘くんの症状は
悪化する一方でしたた。手は、もう思うようには動かせません。
でも、ロッキーの頭をなでたい……。
その想いが、信じられない奇跡を起こします。
動かないはずの手が動き、ロッキーの頭をなでるまでに回復して… …。
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レビュー
著者よりコメント人と動物の間に結ばれた絆は、想像を絶するほど強く深いようだ。
二〇〇五年五月三十日、まるで駆け足でもするかのように、信田滋弘くんは二十一歳の若さで天国へ旅立った。
残されたロッキーは、いつか滋弘くんが帰ってくると長いこと信じて疑わなかった。
車の音がするたびに、リビングの窓辺に駆け寄り、滋弘くんが降りてくるのを待った。悲しみのあまり食欲が落ち、やせ細った。
その様子が、日本テレビの番組「天才! 志村どうぶつ園」で取り上げられた。
動物と話せる女性ハイジさんとの交流で、少しずつ主の死を受け入れるロッキーの姿に、多数の視聴者から、感動と共感の声が寄せられたという。
人と動物のどちらが先に旅立つにしても、いずれは訪れる永遠の別れ。
心と心で結ばれていればいるほど、その別離は受け入れがたいものだ。
忘れることなどできないのだから、常に相手を考えつづけていることで、心の痛みと共存していくしかないのかもしれない。
ロッキーは滋弘くんの死を受け入れつつも、今も形見のぬいぐるみから離れようとしない。
(中略)
人の一生は短くても長くても、その重さはみな同じなのだ。
滋弘くんのように若くして人生を全うした人の場合、その一生はより密度の濃いものであったと私は信じたい。
そしてロッキーとともに過ごした五年あまりの時間が滋弘くんの人生を彩り、豊かにしたことは、まぎれもない事実であろう。
(あとがきより)