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きみの血を (ハヤカワ文庫NV)
 
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きみの血を (ハヤカワ文庫NV) [文庫]

シオドア スタージョン , Theodore Sturgeon , 山本 光伸
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容説明

Author Theodore Sturgeon's style is to write a story of horror (but not a horror story). Sturgeon's warped and twisted character elicits the readers sympathy to the point that the reader--though horror struck by his deeds--wishes a happy solution for the monster. Sturgeon is a Hugo, Nebula, and International Fantasy Awards winner and the author of four previous books. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

ある米軍駐屯地で、精神科医でもある少佐が一通の手紙の差出人である兵士を訊問した。文面があまりに異常だと思われたからだ。兵士のジョージは、少佐から手紙の内容を問いただされると態度を急変させ、コップを握り潰して彼に飛びかかろうとした。ところが、傷ついた自分の手から流れる血を見るや、いきなりそれを吸いはじめたのだ。ジョージの異常な行動を生んだ秘密とは?幻想的SFで知られる巨匠の幻の傑作登場。

登録情報

  • 文庫: 239ページ
  • 出版社: 早川書房 (2003/01)
  • ISBN-10: 4150410275
  • ISBN-13: 978-4150410278
  • 発売日: 2003/01
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 453,674位 (本のベストセラーを見る)
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
あまりにも特殊な吸血鬼物ですね、これは。まず構成から変わっていて、ラストの真相が明かされるところまで吸血鬼も登場しなければ、それらしい場面も出てこない。事件を探る軍医と陸軍大佐との往復書簡や、渦中の人物による手記などが綴られていくのですが、とりたてて何も起こらないんです。しかし、何かある。どこかおかしい。裏に何か大きなものが隠れている。真相がどうなのか早く知りたい。しかし読ませますねえ。めっぽう読ませる。そしてラストの1対1の診断場面。いやあ、こういう事だったのかあ。なんかスゴイよ、この小説。薄い本で、大きな山場もなく、派手な装飾もない。しかし、なんだこの迫力は。すべての謎が氷解して、ようやく見えてくる手記の真相。けっこうグロいことになってんじゃん。これ、生理的にうけつけない人も多いんじゃないでしょうか。でも、それが生々しく描写されずに読者の想像に委ねてあるところが、この本のミソなんですね。う~ん、ウマいなあスタージョン。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ジョージ・スミスの森での行動を読んでいて、わくわくしながらある本のことを思い出した。その本とは、去年、臨床例部分の邦訳が出たクラフト・エービングの「変態性欲の心理」だ。サディズムに分類される変態たちは、森の中で少女や少年や女たちを、次々に襲って、体を引き裂き、内臓や血をむさぼり、精液を迸らせる。しかし、その変態たちとジョージ・スミスの行動は、似ているようで何かが違う。

そして、やはり、本の中の精神科医もエービングとジョージ・スミスの関連性と相違性に思考をめぐらせていたことがはっきりしたとき、ジョージ・スミスの行動の謎解きが一気に行われていく。ただし、謎解きの行われていない謎もいくつか存在している。また、たぶん、最後のほうのいわばフロイト流の解釈は!、スタージョンのサービスあるいは冗談であるはずだ。スタージョンは、エービングが「フロイトとは無縁」とはっきり書いているではないか。
それはいったい、なんなのか? それは、この本を読んだ人が自分で解釈するしかないのだろう。

ヴァンパイアとは何か? 「わかってもらえない」「みんなとは違う」--それだけではフリークスと変わりはない。「ヴァンパイアにとっての血とは何か?」に対する答えが必要なのだ。そう。この本を読む楽しみは、それがなんなのかを、自分で探すことなのだ。

このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Seal
形式:新書
軍の兵士が恋人に出した手紙が検閲にひっかかり、
彼は医師のカウンセリングを受けることになる・・・・

彼の不思議な生い立ちが不思議に思えない。
スタージョンの書き方が見事。
ラストは不思議で奇妙で印象深い。

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