7巻を読んでようやく気づきました。先生は漫画版の「ナウシカ」のような物語を創りたかったのですね。あの「ナウシカ」に匹敵するような壮大な世界を創り出そうとした先生は偉大です。物凄い勇気だと思います。今回の作品は不運にも失敗となってしまいましたが、決して挫けないでください。「きみのカケラ」は本当に、ただ運が悪かったのだと思います。
「未来が絶望に閉ざされている世界。その中で、壊れそうなほど繊細で純粋な子供たちが必死に生きる。終わりに向かってもがく。」このような胸が掻き毟られるような切ない世界観が実を結ばなかったなんて、本当に信じられません。この素晴らしい世界観と先生の力量があれば、とてつもない物語が生まれると思ったのですが…。うまくいかないこともあるのですね…。残念です。
それでも、どうか諦めないでください。私はこのようなどうしようもなく切ない物語を読んでみたいのです。先生が編み出す世界は、きっと「ナウシカ」よりもずっとずっと狂おしいほど切なくて悲しい物語であるに違いないでしょう。そしてそのような切なくて苦しい物語は、先生以外に紡ぎだせる人はいないと思います。
私はそのような物語をいつまでも待ちます。