それまでまがりなりにも秩序と社会構造が保たれていた社会。
それが崩壊してしまった後、彼らの国は力が支配する狂った世界へと突入する。
強者は暴力で生き、弱者はただ弱り行くのみ。
その中で、子供達は究極の弱さを究極の暴力(シロ)で補うことで生きていく。
大人達がしているそのまま、暴力によって生きていく。
そんな世界では誰もが語りたくもない「過去」を負わされてしまう。
かつて救えなかった人。かつて生きるためにしたこと。
それらの記憶を「暴力をふるうこと」をトリガーとして簡単に失ってしまうシロは、捨てたくない記憶の大切さに気がついて暴力を否定し始める。
だが、生きていくために力は絶対に必要。高橋しんはそれを知っている。
だからこそ社会と人、何かが欠けてしまった「ヒトガタ」がどうなっていくのかこれからの展開を期待してしまう。