高橋しんさんの作品は「最終兵器彼女」で読み始めました。トラウマになりましたけど・・・
連載中の「花と奥たん」にしても今回本当に完結したこの作品にしても「滅びようとする世界」が舞台なのは偶然ではないのでしょう。ただ、どの作品も「世界が滅びるのは、誰かのせいではなく、誰も悪くはない。ただ、滅びが進んでいくのを知りながら止められなかった、勇気の足りない大人たちの存在」が共通ですね。そんな世界の真ん中で、誰を恨むでもなく精一杯い生きていく主人公たちもまた共通。
私は9巻まで読んできて、作品のストーリーではなく、自分の気持ちに残った作品の印象がとても良くて、最後まで読んで良かったと思いました。もしかして「最終兵器彼女」から年月が経って、はじめてこのラストになりえたのかもしれませんね。
最後に、この作品をあえて絵を除いて児童文庫向けにリライトしたら、とても読みごたえのあるものになりそうな気がしてます。なんでかというと、5年生の息子がきみのカケラの愛読者です。普段はポケモンとコロコロのギャグ漫画が好きなのですが、気がつくと親の本棚から取り出して読んでいます。最終巻も買ってきたその日に気がついて親に無断で持ち出していやがりました。どんな感想なんだろう?