とても、とても好きな作品でした。
読んだ後、何故か途方もなく切なくなりながらも、
海東の飛馬への深い深い愛に、『ああ、あれは愛だよなぁ』と・・
読了後自転車をこぎながら道を間違えてしまいそうになるくらい
作品の世界に迷い込んでしまいました。
誰かを好きになって、
おそらく自分の手には入らないだろう誰かを好きになって、
その人の幸せだけを心から願い続けること。
傍にいて、遠まわしに愛を伝えて、心を配って、ただただ優しく、優しくする。
それを幸せだと思える時期はきっと、誰にでもあることだろうけれど、
それを長く長く・・変わらずに思い続けることはきっとあまりにも辛すぎる。
なのに海東の場合、呼吸をするのと同じくらい自然に
飛馬のことだけを考えている、愛している。
辛くないはずないのに。
そんな海東の愛を、飛馬とのキスだけが支えている気がする。
続きを読むのが、本当に愉しみです。
海東の愛が、飛馬の本心を、揺り起こしてくれますように。