原題の「好雨時節」は,杜甫の詩『春夜喜雨』の一節「好雨知時節」から引用されたものだそうです。意味的には,「時節を心得て降る雨」ということから,「何事にもタイミングがある」ということみたいです。
雨というのは,タイミングによっては恵みの雨であったり,水害を引き起こす雨であったり,善悪両面を持っていますが,この映画では,「愛」を「雨」に例えて描いたみたいですね。数年前は愛に発展しなかった二人が,再会後は果たして「好雨時節」となるか,といったところでしょうか。
本作は,韓・中合作映画なのですが,一体どちらが悪いのでしょう。折角ホ・ジノ監督が初めてハッピーエンドに仕上げてくれたのに,この空虚さは一体何なのでしょうか。ものがラヴストーリーなのですから,台湾と合作というのなら理解できますが,中国との合作では,多くは期待できませんね。思った通り,「つまらん」映画になってしまいました。
何といっても会話が「英語」というのが気に入りません。普通は中国人や日本人が登場するドラマでも,多少の違和感は無視して無理矢理「韓国語」で押し通すのに,アメリカ留学で知り合ったから,共通外国語である「英語」でのやり取りということにしたのでしょうが,お互いに英語の台詞を読んでいるだけであって,ストーリー的にはそんなもんどっちでも良かったと思います。そんなところに気を使わないで,チョン・ウソンssiの演技力で勝負する,もう少し気のきいたラヴストーリーにしていただきたかったですね。