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気になるキノコの「きのこ列伝」、荒俣宏の「きのこのイメージ博物誌」や「東西きのこ料理対談集」、他に冬虫夏草や変形菌、カビなどの不思議な菌類たちの姿をとりあげたり、一転して「きのことセックス」「きのこと日本近代文学」なんてタイトルも見られる。
とりあげるキノコや執筆陣の多彩さ、さらにそのレイアウトのバランスにまでも細かく気が配られていて、しかもキノコにまったく縁がない人でも楽しめるような内容になっている。名作といってまず間違いない出来だ。
コケモモの赤い実と緑鮮やかな苔に彩られた表紙のキノコからは、気のせいかクリスマス・ツリーを連想してしまう。クリスマス……そうだ、こんな贈り物があってもいいな。
生き物好きの子供はもちろん、大人だってプレゼントされればきっと喜ぶ、そんな本だと思う。