「きのこる」という怪しいタイトルの通り,きのこ好きの筆者が文化,歴史など「きのこ」の様々な話題を取りあげている.日本キノコ協会のムック誌「MOOKきのこ」の編集をしていただけあって,世界各地の話題もあり「良くここまで調べたな」というか「ホントにきのこ好きなんだ」という雰囲気が伝わってきます.個人的には錬金術の賢者の石や古代インドのソーマがベニテングタケではないかという話や,縄文時代のきのこ土製品に興味を引かれました.ところで,この本の外見ですが,小口(というらしい.本の開く側の部分)が黄色っぽく白いシミのようになっています.このシミは,本を左側にひねると手足の映えたきのこが,右にひねるときのこの傘を下から覗いた様子が,それぞれ現れ,デザイン的にも遊びがあって良いです.ちなみにタイトルにある「111」は話題の数のようです.