「音」と(音としての)「言葉」を主題とした連作集。
「音楽が見える」共感覚、中世から受け継がれてきた楽器、大自然の躍動感、<嘘>の持つイマジネーション・・・
連作の中には、あえて「音」をオノマトペや音喩・音符ほかで表現していないものもある。
しかし、本来なら聞こえてくる筈のない<音>が、絵の・というよりも画面の中から漂いだしてくる。
そこで鳴っている<音>は、読者一人ひとりで違っているのだろう。
評者(自分)の中では、時に雄大な・時に官能的に響いた。
コマの隅っこに
日本の電子音楽がこっそり置いてあったりするのも個人的に高ポイント。
単行本で初めて触れた人に一言。
表紙の女の子は第一話と番外編にしか出てこないので、ご注意を。
・・・評者もそのクチだったが(苦笑)、しかしジャケ買いして後悔はしていない。