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がん治療総決算 (文春文庫)
 
 

がん治療総決算 (文春文庫) [文庫]

近藤 誠
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

『患者よ、がんと闘うな』から十余年。「がんとともに臓器を取り除く手術は危険」「抗がん剤の副作用と毒性の怖さを知るべし」「免疫療法は根拠が薄い」という持論をもとに、最新のがん治療の実態を、頭部・内臓・子宮・前立腺・乳房その他の部位ごとに詳細に解説。現実を見つめる勇気と冷静になるための精神力の大切さを説く。

内容(「MARC」データベースより)

「がんの手術はほとんど役に立たず、抗がん剤治療に意味のあるがんは全体の一割」という持論をもとに、最新治療の実態を詳細解説。今、あなたにとって最良の治療法は何か? あまたの妄説に警鐘を鳴らす! --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 217ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2007/9/4)
  • ISBN-10: 4167620073
  • ISBN-13: 978-4167620073
  • 発売日: 2007/9/4
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
手術で生計を立てている医者仲間に対しては過激な内容だったので、医学会を二分する論争を引き起こした話題の本の一つ。いわく、抗がん剤は効かないだけでなく命を縮める、日本の手術偏重に意義あり、放射線治療の薦め、がん検診は有害、そして患者よ、がんと闘うな。
 著者は手術によるがん細胞の摘出は、かなりの比率・確率で、有害と断定している。その理由として、がん細胞が我々素人が想像する以上にゆっくりした速度で増殖し、摘出手術をしなければいけないほど大きくなる間に、体内への転移が進んでいる確率が高い。完治するならまだしも、内臓の摘出が我々に与える苦痛、ストレス、免疫力低下などの危険なダメージは計り知れず、手術のみを勧める外科医は、先ず疑ってかかれ。高額な手術費を取られ、医者の実験台・練習台になり、苦痛を強いられ、人間の生きる尊厳を奪われ、死期をも早める場合が数多くある、としている。
 がんを無闇に恐れ、あがき、外科医の勧めに従って安易な手術を行う事で苛烈な苦痛の死を招くケースが多々ある。一方、諦観を持ち、手術をせずに放射線治療を行っておれば、延命、安らかな老衰、衰弱死を得る事が出来る場合が多い。
 日本人の死生観にも適合し、説得力のある論旨だ。ここでの重要ポイントは、現代の先端外科医術の正確な俯瞰と著者の論旨の対比という事になる。自分の体は一つで死は一度しか体験できない。素人にとって、状況によっては専門家であっても、著者の手術不要・害悪論と、これに異を唱える丸山以下の多くの外科医が主張する、全く正反対の論理のいずれを選択すべきは神のみぞ知る難問と思える。
 がんの心配があって医者にかかる時のマニュアルとしては、セカンドオピニオンを聞いてみる、それぞれ異なる病院の放射線治療医と外科医の意見を総合して、自分の死生観に照らして結論を決める。末期がんと判断できる場合は、外科医の有害無用な手術は拒否し、モルヒネ投与にて鎮痛してくれるように頼む、などが実際の場で役立ちそうだ。これが出来るためには、誠実な告知をしてもらえる医者が前提となる。
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25 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
近藤氏の基本的な考え方は、切っても切らなくても生存率が同じということ、・・・・つまり、早期ガンで切って治るものは、切らなくても死なない、ということであり、・・・切らずに死んでしまうものは、切っても死んでしまうということなのでしょう。切らなければ治る、ということでは決してありません。・・・そう考えると不誠実な書物では決してありません。・・・但し、放射線治療の問題点について、十分に開示していないようにも思われますし、安保理論などへの批判も十分に紙幅をつくしていません。・・・要するに、近藤氏一人でガン治療の全範囲について詳しく論じるには無理があるということでしょう。・・・・もっと多くの良心的な医師が、様々な治療範囲、方法について、分かりやすい議論をして欲しいものです。
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34 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ぜひ一読を! 2004/10/29
形式:単行本
『患者よ、がんと闘うな』、『それでもがん検診うけますか』などで、主流となっている「標準的な」がん治療やがん検診に疑問を投げかけ、論争を巻き起こしてきた近藤氏の最新の著作です。分子標的薬、免疫療法など、最近の種々のがん治療についても、氏の考えが述べられています。

手術、抗がん剤治療、放射線治療など、「標準的な」がん治療の実態がどういうものか。また、いざ「がん」が発見されたとき、「患者」はどういう流れで、「治療」されていくのかが、リアルに書かれています。

従来の近藤氏の意見には懐疑的な人も、がん治療の実態を知りたい人も、ぜひ一読しておくことをお勧めします。万一、自分や家族に「がん」が発見されたときの対処法を考えておくために。

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