感受性、特異性、リードタイムバイアスなど、検診の効果を正しく理解するための知識が、素人にわかりやすく書かれているかと言うとやや疑問符がつきます。むしろ医療者に理解してほしいという著者の考えがあるようです。
医療者以外が読むと、乳癌、子宮癌の検診が有用であるという以外は、「自分で考えよう」という段階である事しか理解できないかもしれません。しかし、「うまいことばかり言っている」検診業者やマスコミに容易にだまされないようにして欲しいというメッセージを感じました。
情報はどんどんアップデートされます。この本は問題提起ですから、今後どのようにして最新の情報を手に入れれば良いか丁寧に書かれていれば読者が迷うことはないでしょう。