ベルリンを中心とした旅行を計画していたときに、本屋で「ブランデンブルク州」という文字が目に
飛び込んできて、迷わず買ってしまいました。そして、本を片手に、実際に見聞してきました。
普通のガイドブックでは、まず見かけない地域です。旧東独の工業地域であったブランデンブルク州
ですが、今ではすっかり寂れてしまい、共産主義時代の活気は見られません。著者は、生活者の目で
あちこちを実際に旅して書いているのですが、旅行エッセイというよりも、ルポのようにも感じられ
ました。
この地域は静かに変化をしています。出版されたときから時を経て、また変化を遂げているでしょう。
ドイツを何度も訪れた方は、是非、普通の、だけど時代に翻弄された地域を、この本を読みながら
歩いて欲しいと思います。