TVドラマ版も終わりに近づいたので改めて観ました。あれはあれで面白いと思うTV版ですが、ひたむきさや必死さはこちらのほうがイメージに近いです。原作同様に時代設定が過去なので素朴な感じも◎。残念なのは120分あるとしても短さ、展開の早さを感じてしまいます。これは仕方ないですね。映画特有のゆったり感が随所にあるのでよしとしましょう(まーたどーべーかー…なんていいですよね)。あと、過去を回想する形をとっているのなら、それをもっとラスト間際で出しても良かったような…。尺が足りないんでしょうか。エンドロールを使う手もあったでしょうし、そこが(私の中では)消化不良気味です。最初に出てくる壁の写真がいい感じなので、あれを持ってきてもいいのではと思いました。ひたすら漕ぐエンドロールも監督のメッセージなんでしょうけど。
個人的にはメイキングを観たくありません。これは作り話なんだよーと制作者サイド自らが映画をぶち壊している気がします。確かにそうなんですけどね…。それに特典映像はあったほうが嬉しいし。観客はわがままです。
観る人それぞれの経験にも左右されることですが、雰囲気への没入感はかなり高いと思います。ぴったりはまるのは40代前後の方でしょうか。それ以外でも青春に過去を感じる世代ならグッときます。見方も「あんな感じだったなぁ」と懐かしむのが合っています。確かに山はないけれど、だからこそ懐かしい。清々しさを求めているならお勧めです。