雑誌の連載が元になっている。今や、日本人の2人に1人はがんになり、3人に1人はがんで死ぬ。しかし、早期発見できればかなり治る。さらに、生活習慣とも関係が深い。つまり、生きるも、死ぬも、がんへの知識と警戒と備えを持つことによっていろいろ変わってくる。
ところどころストーリー仕立てになっている。また、特に余命を告げられた時や、死期が迫った場合の心構えについてページを割いているのが特徴といえる。個人的には、著者が書いているように「がんでもそんなに悪くない」などとはとても思えるようにはならなかったが、ぽっくり死ぬのを望むというのではなく死期を見つめて生きるという意味の重さは伝わってきた。
がんは遺伝との関連性はあまり強くないというのは知らなかった。タバコは論外。アガリスクなどのサプリメントよりも、むしろ食事に気をつけた方がいい。それから、なんといっても早期発見。ただし、PET検査でも意外にわからないことがあるようだ。そして、大金をはたいたところで、治るというものでもない。ただし、いろいろ新しい治療法は出てきていて、多少希望は持てる。日本のがん治療の問題点についても述べてある。