自らのご経験を同じ境遇の方にシェアしようというこの企画がまず素晴らしい。
表紙やタイトルからもわかるように、とにかく明るく前向きなスタンス。
著者の皆様の思いが伝わってくる良書です。
私は前例のない職場で産休・職場復帰しましたが、
周囲と同じペースで働くことに心身共に疲弊してダウンしてしまった経験があります。
それでも出産や育児には喜びもあり、法律にも守られている上に、
いつかは解放されるという恵まれた環境にあったのだとよくわかりました。
私自身には本当の辛さは想像できませんが、
ご病気の方がもっと心細い思いや身体のつらさを感じながらも、
充実した仕事生活を送りたい…と思われるその気持ちはよくわかります。
がん患者の方やご家族だけでなく、すべての社会人に読んでいただきたいと思います。
私自身もこれまであまり意識したことのないテーマでしたが、
がん患者の方をはじめ、様々な境遇の方を普通に、前向きに受け入れられる社会への第一歩は、まず「知ること」からはじまると感じました。