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がんは手術をしたから「はい、終わり!」というものではありません。
本当に早期の人だったら完治もあり得るのかもしれませんが
手術は治療の第一歩、つまり全ての始まりに過ぎず
岸本さんと同様に、私もこれからずっと再発のリスクを抱えて
生きていくことになります。
岸本さんの本はこれまでエッセイを何冊か読んできましたが
この本は、自分の病気を告知されたときの衝撃、そして「告知される
少し前までは、私は健康だったのだ」と思ったこと、全てが私のときと
同じように思え、また1人暮らしゆえの悩みや気苦労もあったと思うのですが、
そういったことも淡々と書かれていて、あっという間に読み終わってしまいました。
健康な人は、もしかしたら「がん」という言葉にも引いてしまうかもしれないし、
病気に関する本をあえて読もうという気も起こらないかもしれませんが、
特に独身で仕事を持つ、20~40代の方におすすめしたい1冊です。
私も岸本さんと同様、母を亡くして父が一人ですので
「妻を亡くした父に、さらに娘に先に死なれるような思いは
させたくない。父の葬式は自分で出したい」というところに、
そうそう!と思い切りうなづいてしまいました。
このお父様がとても素敵なお父様でファンになってしまいました。
岸本さんが病気で入院することを告白した後日、
お父様は岸本さんの入院前に、お一人で病院を下見に行かれて
「いい病院じゃない!」とおっしゃったり・・。
今後も岸本さんの本をたくさん読みたいです。
PS
先日、岸本さんの講演にいってきました。
雑誌の写真でお顔を拝見したことはあったのですが、
東大卒・文筆業・ご自身の病気についても鋭く分析されている方・・
という先入観から、バリバリのキャリア女性かと思っていましたが、
とてもきれいで可愛らしくておっとりした方でした!
サインを頂いた際に
「すごい可愛くてびっくりしました!」と言ったら
「えー、声のせいかしら~?」と笑って下さいました。
声もすごく可愛らしいのです。
ご病気が回復されると良いなあと心から思いました。
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