小学生の御名方リントを中心に、個性豊かな登場人物がてんで好き勝手に生活している様子を描くお話。
話の筋というのが基本的になく、日常の風景が断片的に積み重なっているスタイルです。
(だから、あらすじさえ紹介するのが難しい!)
宇宙人や土地神なども登場しているのですが、それすらも単なる一つのエピソードとして扱われ、
主人公の普段の生活を大きく動かしている様子はありません。
まさに「がらくた」がよせ集まっている印象です。
ストーリーを追うといった類の作品ではなく、その世界観に浸って楽しむタイプの漫画なのでしょう。
あちらこちらに話が散乱しているので、今のところストーリー自体が「面白い!」とは断言できないのですが……。
その欠点を補ってあまりあるのが、そのようながらくたたちが醸し出す全体の雰囲気。
会話や人物描写のセンスが抜群に良く、キャラクタ同士のやりとりを読んでいるだけで十分に面白いです。
特に小学生チームの描き方が◎。
コミカルであり、同時に懐かしくもあります。
帯にあるように、非正統派のジュブナイルであり、予想のつかない話の飛び方も、
それはそれで一つの魅力と言えます。
日常系のものが好き。ちょっとズレたジュブナイルが読みたい。小学生たちの話が好き。
そんな方には一読をおすすめします。