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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
自分の力でやりぬくということの大切さ,
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レビュー対象商品: がむしゃら1500キロ―わが青春の門出 (ちくま文庫) (文庫)
悲劇の天才ライダー、浮谷東次郎が中学生時代に東京から大阪まで50CCのバイクで往復したときの手記。今では高速道路も国道も舗装されているが、当時はところどころ砂利道や悪路があり、悪戦苦闘。彼は裕福な家庭で育ったため、こういうことができたという一面もある。少なくとも金の心配はないし、バイクもある。しかし、これを遂行できたのは結局のところ彼の「自分でやり遂げる」という意思であり、それを貫いた努力である。 自分が置かれた恵まれた立場は彼も自覚している。彼はスイカ売りの少女を見て自分を恥じ入る。結局この旅に出ることができたたのは他人の援助があったから。しかし、少女はスイカを売って自分で稼いでいる。この手記を出版したのも「自分の力で成し遂げる」という意思の現れである。 私は彼の「自分の力で成し遂げる」という意志の強さに感動する。 それにして、この手記。高校生のときに完成したそうだが、とても学生とは思えない文章力だ…天才ライダーは天才作家でもあった。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
思い出の東次郎。,
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レビュー対象商品: がむしゃら1500キロ―わが青春の門出 (ちくま文庫) (文庫)
35年以上も前、なぜか手にした一冊だった。中学生の浮谷東次郎の日記、旅行記の内容に、ぐいぐいと引き込まれた。昭和30年代、敗戦の傷跡がそこここに残る日本において、50ccバイクを乗り回し、大阪まで行ったことにとても驚いた。そんな東次郎に反発心が芽生えるが、そういった感触が湧かなかったのは東次郎がレース場での事故で故人となっていることを知っていたからかもしれない。 今回、あらためて読みなおしてみようと思ったのは、東次郎のお祖父さんの評伝に東次郎が出てきたからだ。文中、ジイサマとして登場するが、お祖父さんの名前は堀川辰吉郎である。誰もが知っている名前ではないが、その素性がわかった時には「へー!」であり、辛亥革命の孫文とともに中国大陸を飛び回った人である。大阪に訪ねてきた東次郎に「明治天皇と日露大戦争」という映画を観せた人である。 以前、堀川辰吉郎の本を手にしたのだが、その本のなかに「がむしゃら1500キロ」の東次郎が出てきて驚いたのだが、遠い過去に置き去りにした東次郎を目の前にしたようだった。 昭和40年(1965)8月20日、鈴鹿サーキットで練習中に事故に遭い、翌日に死亡。23歳の若さで浮谷東次郎はこの世を去った。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
自分の力でやりぬくということの大切さ,
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レビュー対象商品: がむしゃら1500キロ―わが青春の門出 (ちくま文庫) (文庫)
悲劇の天才ライダー、浮谷東次郎が中学生時代に東京から大阪まで50CCのバイクで往復したときの手記。今では高速道路も国道も舗装されているが、当時はところどころ砂利道や悪路があり、悪戦苦闘。彼は裕福な家庭で育ったため、こういうことができたという一面もある。少なくとも金の心配はないし、バイクもある。しかし、これを遂行できたのは結局のところ彼の「自分でやり遂げる」という意思であり、それを貫いた努力である。 自分が置かれた恵まれた立場は彼も自覚している。彼はスイカ売りの少女を見て自分を恥じ入る。結局この旅に出ることができたたのは他人の援助があったから。しかし、少女はスイカを売って自分で稼いでいる。この手記を出版したのも「自分の力で成し遂げる」という意思の現れである。 私は彼の「自分の力で成し遂げる」という意志の強さに感動する。 それにして、この手記。高校生のときに完成したそうだが、とても学生とは思えない文章力だ…天才ライダーは天才作家でもあった。
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