世の中、カリカリ努力してもどうにもならんことはどうにもならないんだから、これだけは譲れないというカリカリも時には必要なことを肝に銘じながら、がっかり感を許容できる力を身につけよう、という結論としては最近の流行の内容。
期待するから、期待を裏切られてがっかりする。期待を裏切られないためには、「べ、別に期待なんかしてなかったんだからねっ!」と、後付けで「すっぱいぶどうの理論」を適用するか、最初から期待の水準を下げる必要がある。そして、一番良いのはほどほどにがっかりして、がっかりな現実を受け入れること。
これまでの著書より脱力、まったりしており、その主張はすごくまとも。非の打ちようがない(事実にかなり主観が入ってる点はさておき)が、故に、物足りなくがっかりする人は多いかも。
しかし、その物足りないがっかり感からカリカリになって著者を否定することなく、本田透も一皮剥けてまったりした大人になったなあと、読者も大人の余裕を持って対応してほしい、というのが本書の主張なので、みなさんカリカリすることなくがっかりをがっかりとして受け入れるのがいいと思います。