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本書はソフトの価格、メーカーなどのデータと共に、発売年代別にまとめられている。
ROMとは別にディスクシステム用ソフトの紹介ページも設けてあり、構成もマニアック。
欄外コラムでは、静かな時代にファミコンが登場し、遊びに変化が現れた様子や、
例の『ドラクエIII』の大行列などの話題が記されており、とても興味深い。
内容は「ファミコン誕生20周年」というフレーズどおり期待を満たしてくれるものであり、
ほとんど完全に近い数のタイトルが紹介されている。
文章も、よくありがちな個人の思い入れを綴っただけのものはあまりなく、
しっかりとゲーム作品を紹介し、そして評価している点に好感が持てる。
そしてA5版の1ページに、最大40枚のカラー写真と紹介文を凝縮した誌面デザインには圧巻!!
手頃な価格で、多数のファミコンソフトの紹介を時代を追いながら読みたい方は、ぜひ!!
■最後にいくつか残念な点を。
・エンディング間近の画面写真が使われているゲームもあり、配慮がほしかった。
・『横浜港連続殺人事件』、『ぺんぎんくんWARS』などなど、未掲載ゲームも結構あり、残念。
・それ自体には違法性はないが、
ROMという著作物を再生できてしまう"エミュレータ文化"という、
いわばタブーな切り口ではなく、
本書は、純粋にファミコンカタログ的な位置づけで制作してほしかった、というのが第一印象。
・表紙には「コレ買うとPCでドラクエできるよ」とあるが、
実は、それを実現するための方法が書かれているだけであり、ゲーム本体は当然、入っていない。
また付属CD-ROM内のファミコンリストは価値あるものだが、安っぽいウラワザ映像などは不要。
しかし、レビューはちょっと辛い。これだけの数なのでこの人数のレビュワーで回すのは確かに辛いとは思いますが、あまりにもゲーム内容や、ゲーム自体(特定タイトルのコトじゃなくて、ゲーム全体の流れとか、コンシューマ機以外の超メジャータイトル)を知らないとしか思えない記述が目に付きます。
なので、レビュー内容に期待している方には、あまりおすすめ出来るとは言い難いのかちょっと残念なとことです。