カテゴリは純文学に入るのだけど、
「勝手にふるえてろ」以降綿矢さんの小説は笑える小説化しているように感じる。
初期の純文学バリバリのテイストがないことが寂しくもあるけれど、
腹を抱えて笑える本作収録の二編はすかっとして読んでいて気持ちがよかった。
(特に「亜美ちゃんは美人」の亜美の恋人の喋りのセンスときたらもう。。。
小説を読んでこんなに爆笑したのは久しぶりだった)
個人的には表題作より「亜美ちゃんは美人」のほうが笑えるししんみり出来るし
私は「亜美ちゃん」みたいに超絶美人なわけでもなんでもないけど亜美ちゃんの
「自分を好きになるひとは好きになれない」という感覚はいたく共感できて思わず
「わかるわかる」と頷いてしまった。
傑作というほどではないけれどなかなかの佳作。おすすめです。