登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
……,
By するめいか (さいたま) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: かわいいホロコースト (単行本)
昔は万単位でいたらしい現代詩の読者も、いまではほぼ零と言われています。そのなかであらわれた田中エリス、ネットを住みかとしているしいのですが、その語られる物語の豊であること。この人のすごいところは、他人と自分を徹底的に異化しているところです。それも、絶対の自信を持って(あるいは持つふりをして)、です。その異化の仕方が「インコ」であり、田中エリスは人間とインコの関係において、インコ>人間でも、人間>インコでもないよ、と思っているのでしょう。その差異化においてもっとも重要な要素が、この詩集のタイトルとの、「かわいい」「ホロコースト」であると思います。 かわいそうな自分を書けば文学になると思いこんでいるナルシストたちを、彼女を蔑むでしょう。行間から、佐藤友哉お得意のフレーズが聞こえてきそうです。 「弱者は自覚して死ね。」
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「野蛮」っていうのも言葉だにゃん。,
By
レビュー対象商品: かわいいホロコースト (単行本)
‘電脳マトリョーシカ’こと、田中エリス。『週刊SPA!』と『現代詩手帖』という、袖すれあう多生の縁も無さそうな両雑誌に共に紹介されるような、奇妙なポジションを確立。ロシアの民芸人形マトリョーシカが、少女の中にひと回り小さな少女を入れ、その小さい方の中にもまた、…と入れ子状になっているのに似て、文学的な難解さ(=複雑な意味)と少女的な言葉遊び(単なるナンセンス)を入り組ませ、どこまでもタマネギの皮むきのように真意がつかめない独特のポエムを展開。カバーは、真っ黒な背景に、無機質なてんとう虫が三匹乗って、コワカワイイ。てんとう虫の背中を彩る赤と黒は、ナチスの‘血と鉄’を連想させる。ナチスのファッション的利用というより、「ホロコースト以後、詩を書くことは野蛮である」というドイツの哲学者アドルノの言葉への、挑戦宣言。即ち、「言語を絶する」現代社会で、意味の解体に身を任せる僕らに対してポエムが担う使命への自覚。 そしてエリス嬢のもう一つのテーマが‘インコ’。プラトンによる人間の定義「羽のない二本足の動物」を逆手にとるかの如く、人の言葉を無意味にマネる、あんよ二本の羽つき動物‘インコ’を連呼。その‘きゅるるん’ぶりで、言葉の彼方の新世界を感じさせる。ナルシスティックな不思議ちゃんとしての振る舞いもまた、高度な戦略の匂いがする。 インコを肩に乗せた美少女エリスの福音、拝聴。
8 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
是非どうぞ,
By カスタマー
レビュー対象商品: かわいいホロコースト (単行本)
凄いです!一般人には、なかなか理解に苦しむ所があるでしょうが是非一度読んで見てほしい。読むたびにエリスワールドに引き込まれて行くこと 間違いなしです。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
|
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|