私はこの本をクラニオセイクラルセラピーの「臨床例」や「手技」の参考のために読みました。
もっと実用的というか論理立てられた構成や内容が事前の期待感としてあったのですが、その期待は全く裏切られました・・・
でもよく考えると裏切られたとはいえ、読者層を考えると私の方が「対象外の読者」であることに気付くのです。
だから私の方がお門違いだった汗。
この本の読者は20〜30代から40代前半?までの社会人女性向けに書かれています。
だから、リズムもゆったりした感じですし、感覚に訴える文体です。
また表紙にはクラニオ〜とありますが、意外にアロマテラピーの話の方が多いと思いました(だから☆を引きました)。
まぁぶっちゃけ専門家であるオステオパスが臨床の参考のために読むような内容ではなかったのです。
クラニオセイクラルセラピーを実際に学ぶとその手技のシンプルさと効果の高さに驚かされます。
そして専門家ではない一般の人にも使える内容であり、この治療体系を確立したDr.アプレジャーは一般の方向けのセミナーをアメリカ各地で開催しているほどです。
だから作者カワムラさんは、一般の人が使えるから手技療法だからこそもっと広めたいという気持ちが大きかったような気がしました(その気持ちには賛成です)。
体のことをもっと知りたい、自分や周りの人に何かしてあげたいと思う女性の方には導入として最適かと思います。軽く読めますよ。
P.S.
頭蓋仙骨療法という名前を使ったのは確かにDr.アプレジャーなのですが、それはその前から存在したDr.サザーランドの頭蓋オステオパシーと差別化したかったというのが実のところらしいです。
最も頭蓋オステオパシーはオステオパシーの訓練を受けていない施術者には使えなかったのを、アプレジャーが一般向けに構成・確立したため、この2つの違いはあまり明確ではないそうです(
ウィズダム・イン・ザ・ボディより)。
だから名称だけで考えるとDr.アプレジャーが命名者なのですが、内容から言うとサザーランドがプロ用に創立したものを、アプレジャーが一般用に再構成したと考えるのが最も事実に近いような気がします。
だから「最初のページで間違いがあるから〜」という指摘は、全くもって枝葉末節的であり、当方は読んでみて「そんなことはどうでもいい」ことだと思いました。