かもめのレビュー。
この作品を知ってからもう20年になるのに読むたびに新しい発見があります。
どうしても分かり合えなかったトレープレフとニーナ。
トレープレフに叶わぬ恋をして他の男と結婚して、自分を追い詰めるマーシャ。
生活の中で俗物の作家になったトリゴーリン。
人々のすれ違いの物語。
最初のトレープレフの劇中劇「一人の女神に集約された地球上の全ての魂」
淋しい魂たちが一つになっても孤独のまま。
そういえば、この女神のお話はエヴァンゲリオンの映画の結末に似ている。
というか、かもめ自体のモチーフと良く似ている。
100年も前の戯曲。
人間の発想力はもしかしたらずっと変わらないのかな・・・と思った。
結構、かもめは翻訳されている作品なのですが、
未だにこの神西先生の訳本に勝るものが出ていないと個人的に思う。
かもめを読みたい方にはお勧めの一品。