変えるのが非常に難しく、
過去の延長になってしまいがちな未来を、
自分の望むような、願うようなものに変える方法が…
「かも」の法則です。
「かも」と言っても、鳥のカモではなく、
「できるかも」(肯定的)、「ダメかも」(否定的)と言った、
不確定な未来をあらわす助詞の「かも」。
この予感の「かも」が、
我々の未来を変える力を秘めているとしています。
著者の西田氏は、大脳生理学と心理学を利用して、
脳機能にアプローチする、
イメージトレーニング研究・指導の第一人者です。
とてもシンプルな内容ですが、
脳機能の観点からの提言で、説得力があるので、
★5とさせていただきます。
■私が共感したのは…
・私がこの本を書くのは、悩みを解決しようと悩むより、
もっと簡単に幸せになる方法があると知っていただきたいからです。
「かもの法則」という、バカらしいぐらい簡単な法則を理解すれば、
どんな問題でもこれまでとは違った様相で見えてくるし、
確実に違った未来が実現することをお伝えしたいのです。
「否定的なかも」を「肯定的なかも」に置き換える−。
それだけで間違いなく未来が違ってきます。
…「かもの法則」を上手に利用すれば、
自分の心を自由にコントロールできて、
思いのままに操れる…
未来をつくるのは私たちの心である。
(P.29〜30)
・[実行できないのは、もともと行動力がないのではない。
「できないかも」「ダメかも」という予感が、
実行力を奪っているだけ。]
…根拠があろうとなかろうとかまいません。
錯覚でも誤解でもいいのです。
いったん抱いた予感を全力で実現しようとするのが私たちの脳です。
そういう脳は、努力を惜しみません。
なぜならそこに喜びの予感があるからです。
(P.86〜87)
・「なぜうまくいかないか」と、否定的な目で分析すれば、
出てくるものは否定的な要素ばかりです。
…しかし、「どうしたらうまくいくか」という肯定的な発想で考えれば、
出てくるものは否定的な要素ではなく、
未来的な発展的要素です。
…何より重要なのは、
「どうしたらうまくいくか」という問いは、
うまくいく喜びを、脳に問いかけることになることです。
[「なぜうまくいかないか」「なぜできないか」は、
「どうしたらうまくいくか」「どうしたらできるか」の発想にチェンジする。]
(P.161〜162)
・[「もしかしたら、おれにもできるかも」と思えばいい。]
…「できないかも」がひらめいたら、
「違う。もしかしたらできるかも」に置き換えてみてください。
もしかしたらできるかも−
これを私は、悪い予感を打ち消し、
良い予感をつくり出す「打ち消しがも」と呼んでいます。
「打ち消しがも」を使えば、
マイナス思考も簡単にプラス思考に変わります。
マイナス思考を変えようとしたら容易なことでは変えられませんが、
その根っこにある「かも」を変えれば、自然に変わってくれるのです。
(P.172〜173)
・不満のある者は感謝せよ。不満は感謝に追いつけない
不安のある者は愛を持て。不安は愛に追いつけない
悩みのある者は行動せよ。悩みは行動に追いつけない
…悪い「かも」は、良い「かも」に追いつけません。
だから人生は楽しく、悩みや苦しみがあっても
生きることは面白いのです。
(P.217〜218)
■私のアクション
・否定的な「かも」が発生したら、
意識的に肯定的な「かも」に置き換える!
・「もしかしたら、できるかも」と考えることで、
マイナス思考をプラス思考に変える!
著者の西田さんは、
2008年の北京五輪で金メダルを獲得した
女子ソフトボールチームのメンタルトレーニングをされていました。
そんな西田さんの著作は、
人生の目的が見つかる魔法の杖ツキの大原則―面白いほど成功する 努力が「すぐ報われる人」のマル秘ノウハウ (知的生きかた文庫)も読んでみましたが、
実績が物語る通り、とても学びが多いです。
(なので、共感できる引用部分が多くなってしまいます…)
意識的に予感を変えることが、重要だと思うとともに、
以下の内容がステキだなぁと思いました☆
愛という喜びが、他の喜びと違うところは、
自分だけの喜びを超え、
自分以外の人と喜びを分かち合いたいと思うところだということです。
私の「かも」ではなく、私たちの「かも」を飛ばす。
そこが自分一人の喜びを求める願望とは、決定的に違います。
自分一人ではないから、人は強くなります。
[「愛」という翼を持った「かも」が一番高く飛べる。]
(P.215)