就職初日の出社前に会社が潰れ、行くあてをなくした有坂史美華(24)。偶然の巡り合わせで神社の巫女として働くことになった。神社のしきたりなどを何も知らない彼女は、先輩(でも年下)の巫女たちからレクチャーを受けながら、一人前の巫女へと成長してゆく。日本人なら誰でも「神社」の存在は知っているが、その中で神主や巫女が何をしているのかを具体的に知っている人は少ないはず。この漫画はそんな知られているようで知られていない神社の内側を、ひとりのヒロインの視点から描いた作品。漫画作品として特別どうこうというレベルではないのだが、宗教法人の内情を描く作品は珍しい。同じ宗教法人でもお寺や教会になるとまた別のものになりそうだが、その中であえて神社に目をつけたのがよかったと思う。神道や神社は日本人にとってごく身近にありながら、じつは仏教やキリスト教よりも知られていない宗教なのだ。