1.内容
クラシックにまつわる「アホ」(p4に定義)なことを単に悪く言っている本だと思ったが、さにあらず。まぁ、悪く言っているだけのところもあることは否定しないが、著者なりの問題意識に基づいて、クラシックにまつわる問題点を提起したもの。
2.評価
中学卒業程度の音楽の知識でこの本で言っていることを理解するのは苦しいかもしれないが(たとえば、ウィーンフィルの歴史を語られてもねぇ。もっとも、知る努力をすれば、いい内容なのだろう)、本書の「アホ」や、著者の展開は、なかなか楽しい。「『働く聴衆』」(p57)に配慮した展開(たとえば、p34〜)もよい。クラシックコンサートの作法(たとえば、拍手のタイミングはp63、コンサートに行くなら折り畳み傘がよいことにつきp55)も知ることが出来て、有益なところもある。以上、面白くて有益な本なので、星5つ。