昭和62年出版されて評判が良かった物の、肝心の出版元の倒産で絶版、再版が待たれていた一寸曰く付きの本です。
ここのレビューでは評価が別れていますが、文庫本なので入手しやすく、場所をとらないのは一般向けの本として評価できると思います。文庫本の欠点はカラーが少なくなることですが、その点、この本はカラーで色合わせの実物を見ることが出来るのでそこも評価できます。巻末に索引が付いているのも便利です。
『源氏物語』等を見ると着物の記述が詳しいのは良いのですが、色の説明が詳しいわけでもなく、訳が分からないまま読み進めることが多いかと思います。そういうときにこの本が役に立つかと思います。
また、現在着物を着ることが多い人は表地と裏地(八掛)などの色の組み合わせが無難になりがちかと思いますが、ここで紹介されている表地と裏地の組み合わせはマンネリになりがちな着物コーディネートにも役立つかと思います。